美術館の紹介

日本画壇の巨匠・川合玉堂は、1944年から1957年に亡くなるまでの10余年を青梅市御岳で過ごしましたが、自然を愛し、人を愛した玉堂の人柄は土地の人々から慕われました。美術館建設に当たり、全国の玉堂ファンより寄せられた多額の寄付によって、1961年5月、玉堂の愛してやまなかった御岳渓谷に開館いたしました。
15歳ごろの写生から84歳の絶筆までの作品が幅広く展示されます。展示替は年7回行われ、その季節に見合った作品が展示されています。伝統的な日本画の本質を守り、清澄にして気品のある独自な作風を味わってください。
建物は、数奇屋建築の名手で芸術院会員の故・吉田五十八氏の設計によるもので、奥多摩の自然と見事に融合しています。
当の隣にあるレストランでは、美しい多摩川の流れを眺めながらお食事を楽しめます。ここでは、各種の展覧会も企画しております。