多摩ミュージアム・アートネットワーク

たまわーるWEB美術館

No.07鏡獅子

鏡獅子

作者
生没年
平櫛田中
1872(明治5)-1979(昭和54)
制作年 1965(昭和40)年
サイズ 縦58.0cm
技法・素材 木彫彩色
解説 「鏡獅子」は新歌舞伎十八番の一つです。九代目市川団十郎が創案し、六代目尾上菊五郎によって、豪華けんらんたる出し物として完成されました。
昭和12年に歌舞伎座に鏡獅子がかかった際、田中は25日間も通い続け、場所を変えながら十分に観察を重ねてポーズを決定しました。もともとこの制作は田中の支援者が費用を出すことで始められましたが、途中で支援が打ち切られてしまいます。その後は独力で制作が続けられましたが、戦争による中断と制作費の不足、さらには試作から大作に拡大しながらまとめあげていく制作上の困難によって、ようやく完成したのが昭和33年。制作に取り掛かってから実に20年が経過していました。田中畢生のこの大作は、現在国立劇場のロビーに飾られており、その後縮小して制作された本像は長く田中の自宅に所蔵されていました。
所蔵美術館 小平市平櫛田中彫刻美術館
  • BACK
  • たまわーるWEB美術館のトップへ
  • NEXT
  • 奥多摩秋景
  • 紅葉の中のカフェテラス
  • 黎明
  • 双鶴
  • 河岸雪斎
  • 気楽坊
  • 鏡獅子
  • 平櫛田中彫刻美術館・記念館(平櫛田中旧宅)
  • 倣北宋水墨山水雪景
  • 花
  • 製本ワークショップ
  • 睡蓮
  • ユスーポフ公爵夫人
  • 新館常設展示室
  • バラ(絶筆)
  • 夏の庭
  • 美術の森緑地
  • 「GREEN APPLES IV」
  • 久生十蘭に捧ぐ
  • 静物「秋」
  • Papicシート
  • キッズイルミネーションTAMA
  • 少女群舞
  • 灯台のある島
  • カフェの入り口
  • 和漢百物語
  • マナオ・トゥパパウ(彼女は死霊のことを考えている)
  • 蝶を吐く人(『白と黒』41号収録)
  • 青花鳥文瓢形瓶
  • 薩摩切子「紅色被蓋物」
  • 鶴川遺跡群J地点出土「異形台付土器」(都指定文化財)
  • 誕生
  • レイチェル
  • 蝋燭
  • 江漢画房
  • 暗い背景のびんと黄色いレモン
  • 石の花(赤)