作者 生没年 |
小島善太郎 1928(明治25)-1984(昭和59) |
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制作年 | 1928(昭和3)年 |
サイズ | 65.2p×90.9p |
技法・素材 | 油彩・キャンバス |
解説 | 第3回「1930年協会展」出品作。本作が発表されたこの年、小島善太郎は二科会会友に推挙されます。フランスから帰国して3年がたち、その間には結婚して二人の娘に恵まれていました。翌年は二科会の審査員をつとめることともなり、長男も誕生します。公私ともに充実した時期をすごしていました。小島善太郎はセザンヌに傾倒していましたが、この作品では、背景の装飾と画面の装飾性の一致が試みられ、それが画面全体に華やかな印象を与えています。静物画としては最も大作となります。また、この年は善太郎の充実ぶりとは裏腹に、ともにフランスで学んだ画友、佐伯祐三がパリで客死した年でもありました。小島善太郎は苦学してフランスに留学、帰国後、「1930年協会」、「独立美術協会」を創設した洋画家。昭和7年から46年にかけて八王子で過ごしています。最晩年は日野市の百草園そばに居を構えました。青梅市立美術館には小島善太郎美術館が併設されています。 |
所蔵美術館 | 八王子市夢美術館 |